言葉と街と

お題「好きな街」

 

自覚し始めたのは中学生くらいだったけど、東京が好き。

 

東京は、テレビや雑誌や音楽の中にしか存在しない街で、エスカレーターは左に立つし、映るテレビも違う。

大阪だって都会だし、好きなバンドはちょいちょい来てくれるから、大して変わらないってみんないうけど、少しズレがある。

パラレルワールドみたいで、面白くて好き。

 

何より、言葉が違う。

 

大阪人が大阪でドラマのセリフをそっくりそのまま言ったら変な人なのに、東京ではみんながドラマのセリフで話してる。

面白くて、真似して私もドラマみたいに話すけど、1つも不自然じゃない。言葉がドラマだから、景色も一気にドラマみたいになる。それが楽しくて。(あんまりわかってもらえないんだよなぁこの感覚。)

 

標準語を話すようになると、感情表現も少し変わって、人との接し方が変わったような気がする。知らない人しかいないこの街だから、今までの自分ができなかった振る舞いをして、なりたかった自分を、造形作品を作るように生きてる。

きっと今も大阪にいたらそうなれない、今まで通りの私だったと思う。だから、東京はパラレルワールドなのだ。

新幹線や夜行バスで帰る時の距離は、パラレルワールドとの境界線を跨ぐ抵抗物のようで、ちょうどいい。

数年住めばこの感覚も薄くなるかなと思ったけど、この街で人生を作れば作るほど、濃くなるんだと思う。

 

やっぱり私はまだまだ東京が好き。

 

 

 

( today’s song : TOKYO GIRL / Perfume )